ワックスの使用方法 爪編

最近の作品でよく私が使用している、FeltersWax フェルターズワックスについて書いていこうと思います。

色は白、黒、ピンクの3色。

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羊毛作品を作る時、鼻や爪、舌など艶があったり固い箇所に、

「リアルにしたいから」という理由で多くの方が粘土を使われているかと思います。 

粘土は作り込みやすく、手軽に羊毛とは違う質感を与えられるという良い点があり、

私も好きな素材の一つではありますが、

取ってつけた感じや、境目の処理に困ることも多いかと思います。

境目の処理方法もありますが、そもそもの選択肢として「フェルターズワックス」を加えてみてはいかがでしょうか。

例えば爪だったら、こんな感じに作ることが出来ます。

黒ワックスと白ワックスで作る犬の爪。
白ワックスなら透けさせることが出来ます。

爪の作り方

1.羊毛をねじり、ニードルで少し刺して尖らせたパーツを、溶かしたワックスに浸す。

2.1分くらい待ち、触れるくらい冷めたら指で揉み込む

3.指にポロポロとワックスがついてくるので、ワックスのついていない綺麗な指と手のひらで転がす。

動画のスクショでブレててすみません、、

4.表面が滑らかになったら、形を整えていく。この時、表面が白っぽくボコボコなら、ドライヤーを当てて表面を溶かし、しみ込ませ、再度2,3の作業を繰り返す。

5.320番くらいの紙やすりとコピー用紙で表面をやする

6.しっとりした艶が出たら完成

白い爪はピンクの羊毛に浸したので、色が透けています。
ラブラドールの鼻や爪も、白いワックスを使用しました。

生徒様の中には鼻や爪、舌の他、犬の唇のパッキン部分や、目の粘膜、肉球などにも使用されています。

難点を挙げるならば、固まった後も指や爪でぐっと押すと形が変わるくらいの固さなので、カチコチにはなりません。また、鼻など複雑な形になると成形が難しくなりますので、いきなり本番で使用するのではなく、サンプルを作り練習してから、使用してみてください。

しっとり具合が粘土と違う点なので、羊毛の優しい雰囲気を残しながら表現できるかと思います。ぜひお試しください。

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