今年から始めました集中教室ですが、6月は広島と福岡でも行うことになりました。
事前サポートとはどんなものなのか、また実際3日間でどのようなことができるのか、
参加をご検討していただくにあたって感じる疑問かと思います。
本日こちらのブログでは、その辺りをお伝えできたらと思います。
集中教室とは
普段は大阪と京都で教室を行っていますが、関西以外の箇所にお伺いし、1日6時間を3日間連続、集中して行う教室です。
課題内容は全員決まったものではなく、参加者様と事前にやり取りし、個別に設定いたします。
ご経験者様は、日頃感じられている制作の疑問点の解消や、初心者様は作りたい愛犬愛猫の制作をされたり、皆様それぞれのご希望に合わせて制作していただいております。
プロの方でも、初心者様でも、どなた様でも参加いただけます!
わからないところはなんでもお聞きいただき、教室で得た知識と技術は、ご自由にご活用ください!
事前サポート
集中教室では、3日間みっちり制作をする以外に、事前サポートがございます。
ご予約いただきましたら、事前質問表というものに、ご経験の有無、集中教室で行いたいこと、作りたいものなどご記入いただきます。
そちらを元に、私の方から課題内容と当日までの流れをご提案いたします。
内容の変更のご希望がございましたら、お伝えいただきましたら、何度でも課題の内容は変更して、再度ご提案させていただきます。
内容にご納得いただきましたら、教室開催1ヶ月前から、事前サポートが開始されます。
レクチャー動画
yamanonoオリジナルのレクチャー動画をご用意しております。
課題の達成に向けて、事前に制作されたい方は、こちらのレクチャー動画をご覧いただきながら、制作を進めていただきます。
レクチャー動画の内容はこちらです(5/7現在。内容は追加、変更される場合があります)
●道具と材料…私が使用している道具を紹介しています。
●楕円を作る…初心者の方でも大丈夫な様に、まずは楕円を作る練習を行います。
固まっていく感覚と、硬さのチェックをします。
●植毛の練習(植える)…ふんわりとした毛並みを表現する練習です。
●植毛の練習(引き抜く)…リバースニードルや毛立てブラシを使用して、引き抜くことで
細かい毛が生えた表現を練習します。足先、口元などにとても便利な技法です。
●骨格の観察…骨格や筋肉の観察をして、ワイヤーで作る骨組みの位置を決めていきます。
リアルに作るには、観察し、体の中身を想像することが重要と考えています。
●骨組みを作る
●細く羊毛を巻く
●胴を盛り付ける(肋骨)…毛糸を使用して、早く、固く盛り付けます。
●胴を盛り付ける(下半身と首)
●表面を綺麗にする
●足に羊毛を巻く
●太ももを盛り付ける
●「犬の顔」土台とパーツ制作
●「犬の顔」目元の制作
●「犬の顔」口元の制作…口を開けている状態を制作します。
●「猫の顔」土台と口先の制作
●「猫の顔」目玉制作…カボションを使用して目玉の制作をします
●「猫の顔」目玉の接着とまぶたの制作
図案
課題内容に合わせ、個別に図案を制作し、お渡ししています。
実寸サイズに印刷orご郵送いたしますので、レクチャー動画をご覧いただきながら制作を進めていただきます。

愛猫愛犬を制作ご希望の場合は、お写真をお送りいただきましたら、そちらで制作いたします。
また、目玉のシート(カボションに貼り付ける)も、猫の場合は特に色のパターンが多いので、ご希望の色で制作いたしますので、そちらをご利用いただけます。
事前にご質問と添削
事前サポートが開始されましたら、ご希望の方は制作していただき、わからないところや、添削ご希望でしたら、ご質問いただけます。
使用する羊毛も、何を揃えたら良いかわからないという方が多いのですが、そのような場合もご相談いただきましたら、ご提案させていただきます。
当日までにご不安な点を解消していただき、当日を迎えていただけたらと思っています。
当日3日間の流れ
教室の数日前に、皆様の制作の状態をお聞きし、当日の流れを考えてまいります。
参加者様の中で共通する内容も多く、実演したり、実際に手直しするところを一緒にご覧いただきます。
制作する上でのポイントなどは、時にはホワイトボードを使用しながら図で説明もしていきます。
ご質問にお答えするまでお待ちいただくこともございますが、教室の最終には、課題内容を終えることを目標として進めてまいります。
今までに行った課題例
●「初心者。愛猫を作りたい。」
飼ってらっしゃる猫の中から、比較的作りやすい柄の子をお選びいただきました。ほぼ白色で、頭のてっぺんにのみ柄があり、舌をよく出しているということでした。
当日までにお顔の土台部分を制作してきていただき、当日3日間で舌を出した状態のお顔を完成させました。
●「経験者。もう一歩リアルな表現に迫りたい」
事前に四つ足で立っている口を開けた犬を制作してきていただきました。当日は後ろ足を作り直し、口の中は粘土で制作(入れ歯のような状態のもの)。樹脂ボールの目玉を制作。
他の方のワックスの作業や、爪のご説明なども一緒にお聞きいただき、3日間で1体の作品を完成ということではなく、細部の技術の習得を中心に行っていただきました。
ご経験者としても、制作されてきた作品の形態や、また当日制作したい動物の種類やポーズによって、課題内容が変わってきます。
よくあるご質問
Q1.初心者でも参加して良いですか?
もちろん大歓迎です!参加者様に合わせて課題内容を考えさせていただきます。わからないところはなんでもお聞きください。
Q2.事前に制作する事は必須ですか?
必須ではございません。事前にどれくらい準備できそうかを事前質問表にご入力いただきますが、結局時間が取れず、制作することができなくでも大丈夫です!進み具合をお伺いして、状況に合わせて課題内容も調整させていただきます。プレッシャーに感じられませんよう、気楽に参加者様のペースで進めていただけたらと思います。
Q3.羊毛で商売を行っております。SNSに作品の画像をあげても良いですか?写真をあげる場合、yamanonoの名前は出した方が良いですか?
制作途中や完成作品の画像は、ご自由にご自身のSNSにあげていただいて結構です。私の名前を出しても出さなくでも、どちらでも結構です。事前に報告の必要もございません。
Q4.他の教室に現在も通っていますが、参加可能ですか?
参加可能です。
Q5.教室で添削してもらったり手直ししたものを、販売しても良いですか?
販売可能です。私が添削、手直しした旨を公開しなくても、もちろん結構です。
Q6.羊毛フェルト教室を開いています。習ったことを教室で教えてもいいですか?
結構です。集中教室で得た知識と技術はご自由にご活用ください。