集中教室の実例

こちらの記事では、集中教室での、ご希望をお伺いし→課題の設定→事前サポート→作品の途中経過から完成までの実例をご紹介いたします。
集中教室について詳しくはこちらの記事をご確認ください。

目次(クリックすると飛びます)

ご希望の実例

お申し込みいただきましたら、まずは事前質問表というフォームにご入力いただき、羊毛のご経験の有無、教室で行いたい内容などをまずはお伺いします。

Aさん:愛犬を作りたいです。 顔と手が出た額に飾るのも作りたいです。
Bさん:シベリアンハスキーを作りたい。口の中や目をリアルに作るのを中心に教えていただきたいです。足先(爪や肉球)も可能なら樹脂粘土とかで作りたいです。
Cさん1作品目:スムースダックスの骨格を元に体の土台、スムースの植毛、目、鼻、爪の作り方を学びたいです。
Cさん2作品目:立ち耳、歯ともこもこの植毛。
Dさん1作品目:骨格と足先、爪、毛の配色。お座り(25cmくらい)体勢。
Dさん2作品目:MIX犬のお座り。愛犬の骨格。トイプードルのお座り。
Eさん:愛犬のリアルな全身を作りたい(ワイヤーで骨格から) 特に手足の先の作り方を知りたい。
Fさん:愛犬全身をワイヤーから作りたいです。
Gさん:柴犬の全身を、なるべく詳細に作り込みたいです。犬らしい顔や体の作り方(犬らしい腕・足の筋ばったところや、足先など) 。あけている口の中 ・爪 ・できれば目やまぶたの表現方法。
Hさん:うちの子(トイプードル)を実物大で作りたいです。頭部(目、鼻、口の中)の制作をしたい。
Iさん:うさぎや犬のリアルな植毛の仕方。骨格、筋肉の着け方などを学びたいです。

課題内容

事前質問表の内容をもとに、当日行えそうな内容をご提案いたします。参加者様のご希望もお伺いし、3日間で行えそうな内容を参加者様と一緒に決定していきます。事前準備も含め詳細を決めていきますが、こちらではその一部をご紹介いたします。

Aさん:口を開けた状態の愛犬の顔と前足1本制作する。

Bさん:ハスキー犬の顔(口を開けている)と前足を制作する。

Cさん1作品目:

Cさん2作品目:制作を進めていただき、歯と立ち耳、もこもこの表現を教室で行う。カールの毛の作り方をお伝えし、準備していただく。

Dさん1作品目:(集中教室1回目)ビーグルのMIX犬お座りを制作。足先の作り方と毛の配色のご説明。顔以外の体の半身をベースの羊毛で制作する。模様のある箇所を1部分作る。(集中教室2回目)1回目の続き。完成を目指す。

Dさん2作品目:MIX犬のお座りをメインとし、事前に制作を進めていただく。当日はMIX犬の手直しと、愛犬の骨格、トイプードルのお座りを途中に少し。

Eさん:お座りして口を開けている愛犬を制作する。
顔は左半分の完成を目指す。体も左半身を中心に制作して、足先と胴体は全体のバランスを整えた段階までを目指す。一部植毛を行う。残りはご自宅で進めていただく。

Fさん:愛犬の立ち姿の制作。全身刺し固める方法で(一部引き抜きで生えている表現をしても良いかもです)進める。顔は左半分の完成を目指す。体は左半身の足先と、体の大まかな造形までを目標とする。

Gさん:口を開けて四つ足で立っている状態の柴犬を制作する。顔は左半分の完成を目指す。
体も左半身を中心に制作して、足先と胴体は植毛の前の段階まで、植毛は一部行い、残り右半身はご自宅で進めていただく。

Hさん:トイプードルのお座りの制作。顔の制作を中心とし、胴体もある程度事前に制作できればベースの段階で形の調整を行ったり、足先を制作する。

Iさん:アメリカンファジーロップを制作する。顔は植毛して完成を目指す。
体は足先と胴体は植毛の前の段階まで、植毛はできるところまで行い、残りはご自宅で進めていただく。

LINEでの事前サポート実例

1ヶ月前から事前サポートが開始されます。ご希望の方には羊毛のご提案や、ご質問や添削をこの期間に行います。

当日の途中経過画像

3日間で個別に設定した課題内容を達成できるよう、共通する内容は一緒にご説明させていただきます。個別にも実際に手直しをしながら、作業を進めます。

実演

実演しながら、ご説明いたします。使用している素材や道具についても、ご質問には何でもお答えいたします。

途中経過

Aさん

Bさん

Cさん

Dさん

Fさん

最終日の作品画像

集中教室終了時の作品の画像です。お顔と手の制作の場合、完成を目指せますが、全身の作品の場合は時間的に完成は厳しく、残りはご自宅で進めていただくような形になります。

後日完成された作品画像

当日完成しなかった方から、後日、完成した画像をお送りいただいたので、こちらでご紹介いたします。
集中教室でのサポートは1ヶ月前の事前サポートと当日3日間で終了しますので、その後は教室での内容を活かしながら、皆様自力で完成されました。

yamanono集中教室

2023年から始めました集中教室ですが、通常の教室と何が違うのか、事前サポートとはどんなものなのか、また実際3日間でどのようなことができるのか、参加をご検討していただくにあたって感じる疑問かと思います。こちらの記事では、その辺りをお伝えできたらと思います。

お知らせ

  • 大阪の集中教室(2024/3/16,17,30,31)を開催することになりました!
    4日間参加55000円…2/2 19時〜受付開始
    2日間32000円、1日参加17000円…2/9 19時〜受付開始
  • 名古屋(2024/2/2,3,16,17)、横浜(2024/2/4,5,18,19)、東京の集中教室(2024/2/6,7,20,21)。現在募集中です!
    教室のご予約はこちらのカレンダーからお願いいたします

目次(項目をクリックしたら飛びます)

集中教室とは

普段は大阪と京都で教室を行っていますが、関西以外の箇所にもお伺いし、1日6時間を3日間連続、集中して行う教室です。
課題内容は全員決まったものではなく、参加者様と事前にやり取りし、個別に設定いたします。
ご経験者様は、日頃感じられている制作の疑問点の解消や、初心者様は作りたい愛犬愛猫の制作をされたり、皆様それぞれのご希望に合わせて制作していただいております。
プロの方でも、初心者様でも、どなた様でも参加いただけます!
わからないところはなんでもお聞きいただき、教室で得た知識と技術は、ご自由にご活用ください!

事前サポート

集中教室では、3日間みっちり制作をする以外に、事前サポートがございます。
ご予約いただきましたら、事前質問表というものに、ご経験の有無、集中教室で行いたいこと、作りたいものなどご記入いただきます。
そちらを元に、私の方から課題内容と当日までの流れをご提案いたします。
内容の変更のご希望がございましたら、お伝えいただきましたら、何度でも課題の内容は変更して、再度ご提案させていただきます。
内容にご納得いただきましたら、教室開催1ヶ月前から、事前サポートが開始されます。

レクチャー動画

yamanonoオリジナルのレクチャー動画をご用意しております。
課題の達成に向けて、事前に制作されたい方は、こちらのレクチャー動画をご覧いただきながら、制作を進めていただきます。
レクチャー動画の内容はこちらです(5/7現在。内容は追加、変更される場合があります)

●道具と材料…私が使用している道具を紹介しています。
●楕円を作る…初心者の方でも大丈夫な様に、まずは楕円を作る練習を行います。
       固まっていく感覚と、硬さのチェックをします。
●植毛の練習(植える)…ふんわりとした毛並みを表現する練習です。
●植毛の練習(引き抜く)…リバースニードルや毛立てブラシを使用して、引き抜くことで
      細かい毛が生えた表現を練習します。足先、口元などにとても便利な技法です。
●骨格の観察…骨格や筋肉の観察をして、ワイヤーで作る骨組みの位置を決めていきます。
      リアルに作るには、観察し、体の中身を想像することが重要と考えています。
●骨組みを作る
●細く羊毛を巻く
●胴を盛り付ける(肋骨)…毛糸を使用して、早く、固く盛り付けます。
●胴を盛り付ける(下半身と首)
●表面を綺麗にする
●足に羊毛を巻く
●太ももを盛り付ける
●「犬の顔」土台とパーツ制作
●「犬の顔」目元の制作
●「犬の顔」口元の制作…口を開けている状態を制作します。
●「猫の顔」土台と口先の制作
●「猫の顔」目玉制作…カボションを使用して目玉の制作をします
●「猫の顔」目玉の接着とまぶたの制作
●目玉の表現方法
●目玉制作(カボション)
●目玉制作(さし目)
●目玉制作(粘土で白目と粘膜)

図案

課題内容に合わせ、個別に図案を制作し、お渡ししています。
実寸サイズに印刷orご郵送いたしますので、レクチャー動画をご覧いただきながら制作を進めていただきます。

図案の例

愛猫愛犬を制作ご希望の場合は、お写真をお送りいただきましたら、そちらで制作いたします。
また、目玉のシート(カボションに貼り付ける)も、猫の場合は特に色のパターンが多いので、ご希望の色で制作いたしますので、そちらをご利用いただけます。


LINEでご質問と添削

事前サポートが開始されましたら、ご希望の方は制作していただき、わからないところや、添削ご希望でしたら、ご質問いただけます。
使用する羊毛も、何を揃えたら良いかわからないという方が多いのですが、そのような場合もご相談いただきましたら、ご提案させていただきます。
当日までにご不安な点を解消していただき、当日を迎えていただけたらと思っています。

実際のLINEでの添削

当日3日間の流れ

教室の数日前に、皆様の制作の状態をお聞きし、当日の流れを考えてまいります。
参加者様の中で共通する内容も多く、実演したり、実際に手直しするところを一緒にご覧いただきます。
制作する上でのポイントなどは、時にはホワイトボードを使用しながら図で説明もしていきます。
ご質問にお答えするまでお待ちいただくこともございますが、教室の最終には、個別に設定した課題内容を終えることを目標として進めてまいります。

粘土で口の中を制作するところを実演して説明しています
共通の内容は実際に造形しながら、説明します。
目玉の制作について説明しています
鼻の構造を一緒に確認しながら、実演します。
私が使用している素材や道具について、何を使っているのか、どこのメーカーのものなのか、ご質問がありましたらなんでもお答えいたします。
作品に手を加えさせていただきながら、個別にご説明もいたします。

受講生様の作品

3日間の教室を終えた時点での作品を一部ご紹介いたします。
参加者様のご希望、課題内容、途中経過やその後完成した作品をもっとご覧になりたい方は、こちらからご覧ください。

愛犬の顔と手を制作。羊毛フェルトは少しだけ経験ありの参加者様。事前準備をされた状態で当日を迎え、3日間でここまで制作されました。
愛犬を制作。市販のキットで平面を製作されたことはありますが、立体は初めての参加者様。事前準備なしの状態から3日間で集中され、ここまでできました。このあと、さらにご自宅で作品は手直しされています。

よくあるご質問

Q1.初心者でも参加して良いですか?
もちろん大歓迎です!参加者様に合わせて課題内容を考えさせていただきます。わからないところはなんでもお聞きください。

Q2.事前に制作する事は必須ですか?
必須ではございません。事前にどれくらい準備できそうかを事前質問表にご入力いただきますが、結局時間が取れず、制作することができなくでも大丈夫です!進み具合をお伺いして、状況に合わせて課題内容も調整させていただきます。プレッシャーに感じられませんよう、気楽に参加者様のペースで進めていただけたらと思います。

Q3.羊毛で商売を行っております。SNSに作品の画像をあげても良いですか?写真をあげる場合、yamanonoの名前は出した方が良いですか?
制作途中や完成作品の画像は、ご自由にご自身のSNSにあげていただいて結構です。私の名前を出しても出さなくでも、どちらでも結構です。事前に報告の必要もございません。

Q4.他の教室に現在も通っていますが、参加可能ですか?
参加可能です。

Q5.教室で添削してもらったり手直ししたものを、販売しても良いですか?
販売可能です。私が添削、手直しした旨を公開しなくても、もちろん結構です。

Q6.羊毛フェルト教室を開いています。習ったことを教室で教えてもいいですか?
結構です。集中教室で得た知識と技術はご自由にご活用ください。

そのほかご質問がございましたら、こちらのフォームからお気軽にお尋ねください。

3日間集中教室(名古屋3/1~3/3)

今回はじめて、名古屋で3/1~3/3の3日間、集中教室を行うことにいたしました。

参加者様とは事前にメールでやり取りし、作品のご希望や経験の有無などをお伺いしながら、モチーフや制作の進め方をまずは一緒に考えます。
 3日間で制作の疑問点の解消、作品の完成など、個別に設定したゴールに向かうことを目的とした教室です。(※制作のペースには個人差があることや、モチーフによって難易度も変わりますので、作品が必ず完成するとは限りませんことご了承ください。その点も含めて、事前のメールでは3日間の講習の内容を話し合えたらと考えております)
 事前準備が可能な場合、動画やメールで下準備のサポートをさせていただきます。
私の持っている技術と知識を3日間めいいっぱいお伝えできたらと思います!YouTubeで行っているワックスや目玉の制作などについても、リクエストがありましたら説明しながら実演もいたします。わからないところは何でも、何度でもお聞きください!
ご参加お待ちしております。

【場所・日程】
名古屋近辺(名古屋駅から電車で3分)3/1.2.3の3日間

【時間】
10:00〜17:30(12:00〜13:00と15:00〜15:30は休憩)

【定員】
先着8名

【受講料】
45000円/3日間

【募集期間】
2/7~当日
※参加者様の人数が少なかった場合、開催を中止する場合がございます。
※キャンセル待ちも可能です。順番が回って来ましたらメールでお知らせいたします。

【応募方法】
予約カレンダーへ飛んでいただき、3/1の「3日間集中教室(名古屋)」をクリックしてご予約いただきます。
ご予約の際、クレジット、銀行振込のどちらかを選択していただき、受講料をお支払いいただきます。(キャンセル待ちの場合は、ご予約時に決済方法をお選びいただきますが、順番が回ってきた時点でお支払いとなります。)
ご予約方法がわからない方はこちらからお問い合わせください。

②ご予約が確定しましたら、3日以内にご登録いたいだきましたメールアドレス宛にメールをお送りします。(3日経っても連絡がない場合は、恐れ入りますがこちらからご連絡ください。)

【その他】
・初心者でも、プロの方でも、どなた様でもご参加いただけます。
・満席の場合、キャンセル待ちも可能です。順番が回ってきましたら、メールが届きます。前日など直前で順番が回ってきた場合、事前のメールのやり取りが十分できない場合があります。
・1日や2日間だけ参加希望の場合も、3日間の料金となります。
・お支払い完了後、メールのやり取りが行われてからのキャンセルは、受講料の10%がキャンセル料としてかかります。
・当日無断キャンセルされました際は、キャンセル料は100%となります。

【講習内容の例】
例1:初心者。愛犬を作りたい。
→事前に基本的な道具と制作方法について動画でご確認いただきます。個別にお渡しする型紙に合わせてベースをお作りいただくまでメールでサポート。当日3日間で頭部を完成させる。

例2:経験者。胴体の骨格を意識しながらワイヤーを入れて、全身作ってみたい。
→ワイヤーの扱いや羊毛の盛り付け方について動画でご確認いただきます。ある程度のベースの制作ができるまでメールでサポート。頭部は作ってきていただき、当日3日間で体半分を完成させる。

例3:経験者。一通り作れるが、思うように仕上がらない。
→作品の画像と、制作の中での疑問点をメールでお送りいただき、つまずいているであろうポイントをお伝えいたします。頭部、足先、などパーツのベースを事前に制作していただき、当日3日間で各パーツを集中して制作する。

【事前準備について】
 受講者様には基本的な道具と材料の説明、土台作りや植毛の練習などの動画をご覧いただき、当日までに課題と事前準備ができるようサポートいたします。
 事前準備は必須ではございませんので、当日までに時間を取ることが難しい方はご相談ください。
その他ご質問ございましたら、お気軽にこちらにお問い合わせください。

ご参加お待ちしております!

ボーダーコリーの制作で使用した材料

久しぶりのYouTubeは、ボーダーコリーにしました。毛の色はブチ模様のチョコマールという種類で制作しました。

口を開けているポーズにしましたので、作り込みやすく粘土を素材として選択し、鼻や爪なども同じく粘土で統一してみました。
また目玉も今までと違って眼球から作るように、樹脂ボールを使用して作りました。

下記にパーツごとに素材などについてまとめています。
気になる箇所がありましたら、クリックしますと該当する箇所に飛びます。

羊毛

サラリとした長い毛を表現したかったので、メリノだけではなく、ハマナカの植毛ストレートを中心に、混色して使用しています。
機敏に動き回るボーダーコリーの雰囲気が、長い毛で隠れてしまわないように、アキレス腱や足先、口先は引き締めたかったので、植毛ではなく毛立てブラシとリバースニードルで毛が生えている様な状態を表現しています。毛立てブラシとリバースニードルで引き抜く方法についてはこちらのブログ記事をご覧ください。
引き抜くにはしっかり刺し固めないといけないので、リバースする箇所は白のメリノの羊毛で形作っています。

基本使用するものは、植毛ストレート551,552,556,染TAKEのメリノトップウールno.41,38。
これらを大体は2色以上混ぜて使用しています。
指の間は染TAKEのメリノトップウールno.72
瞼は染TAKE no38, 期間限定色2019年NO.3
期間限定色はオーダーで染色していただけます。

↓こちらのページから色を選択していただけます。
556は真っ黒ではなく茶色がかっていて、非常に使いやすい色です。

先ほども触れました通り、今回初めて使用する樹脂ボールというものを使って、眼球をまるまる制作してみました。

瞳のところはぷっくりさせているのがポイントです。
樹脂ボールをやすり、平な面を作り、瞳部分を作ります。
そこにアクリルガッシュで着色します。
常にグロスメディウムを混ぜ、薄めに重ねます。

着色したら爪楊枝でレジンを乗せて硬化させ、繰り返すことで瞳部分をぷっくり盛り上がらせます。

筆はTAMIYAのものを使用しました。

鼻はサーニット(cernit)という粘土を使いました。トランスルーセントという種類は透明感が出て、NO1という種類はマットな質感です。
これらを混色し、しっとりしたピンクの鼻を表現しました。
歯など他のパーツも、羊毛での植毛でも同じなのですが、私はいきなり制作するのではなく、事前に試してから制作しています。
色はどれくらいの配分にすると理想の色になるのか、考えている手順で思った形が作れるか、無理な素材の扱い方をしていないかなど確認するために、サンプルを作ります。

・CERNITNo1オペークホワイト 
楽天市場 http://msm.to/8nmOYJ7

・CERNITNo1ピンク 
楽天市場 http://msm.to/DKF5gHg

・CERNITtranslucent トランスルーセント
・CERNITtranslucentルビーレッド 
楽天市場 http://msm.to/CgvJc6m

上記の4色を混ぜ、鼻を造形したら、パステル 844と862で着色します。

着色時にはこちらの網でパステルを擦って粉状にしたものを筆でとって着色しています。

仕上げはパジコのウルトラバーニッシュスーパーグロスをマットを1:1で混ぜ、ほんのり艶感を出しました。

サーニット2種類を混ぜています。

・ CERNITNo1オペークホワイト 
楽天市場http://msm.to/8nmOYJ7
 CERNIT TRANSLUCENTトランスルーセント
楽天市場 http://msm.to/CgvJc6m

今回の耳は、ふんわり感も欲しいけど、サイズ的には厚くなりすぎない様にしたい、というのもあり、キーピングを使用することにしました。

液体の洗濯糊だと薄くはなるけれど、同時に羊毛のふんわり感は損なわれるので、その辺りのバランスから、今回はキーピングで仕上げることにしました。
手軽でおすすめです!

今回の1番のポイントはこの口の中です。
下を横にだらりと垂らし下の裏側が見える様にして、サイドのひだの部分も造形しました。
ポイントだと言っても、作品の中で浮きすぎないよう、艶を出しすぎてヌメヌメになりすぎないように、そのバランスは気をつけました。

使用した粘土はこちら。

・CERNITNo1オペークホワイト 
楽天市場 http://msm.to/8nmOYJ7

・CERNITNo1ピンク 
楽天市場 http://msm.to/DKF5gHg

・CERNITNo1ブラウン
楽天市場 http://msm.to/5J6cgDy

・CERNITtranslucent トランスルーセント
・CERNITtranslucentルビーレッド 
楽天市場 http://msm.to/CgvJc6m

まず歯と歯茎を作ります。
すでに作っている作品にぴったりサイズを作らないといけないので、制作している途中で何度か仮に口の中に入れて、サイズがあっているか確認する必要があります。
下顎サイズ(奥行きを少し持たせます)にクリアファイルをカットして、その上で作業しました。

歯はオペークホワイトとトランスルーセントを混ぜ、真っ白すぎないように。
歯茎はオペークホワイト、トランスルーセント、ピンク、ルビーレッド、あとブラウンの分量が少なめと多めと作り、歯茎部分とサイドのひだ部分に使用する分を混色して用意しておきます。

ホルベインのパステル102,844,862で着色したら、1度焼きます。

次に舌を作ります。
柔らかい舌は硬い歯の影響を受けて波打っていたり歪んだ形になるので、先に歯を焼いて、その後に下の造形をします。
一旦焼いた後は、焼いた歯茎と、今から成形する舌を接着させるために、リキッドスカルピーを舌の根本に塗ります。

舌の造形をし、焼いて硬化させたら、絵の具で着色します。
基本、パジコのマットを混ぜて着色し、最後の方になったらグロスも混ぜながら、下の根本など所々若干艶を持たせます。

アクリル絵の具をおおよそ、このような色で混ぜて、マットやグロスをプラスして着色しました。

歯の根本…ディープイエロー、シェルピンク、バーントアンバー
舌の裏の血管…赤、紫
舌の表面の白っぽいところ…ペールピーチorペールピーチ、赤、紫
それ以外…赤、紫、シェルピンク、ペールピーチ、



動画を見るときの参考にしてみてください。

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CLASS101+にて羊毛フェルト講座を難易度をわけて2クラス開講しています。

・はじめての羊毛フェルトクラス(猫の頭部)

・リアルな表現にこだわる羊毛フェルトクラス(猫の全身)

https://101creator.page.link/GAeN

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羊毛制作に使用する道具

羊毛で作品を制作する際によく使用する道具をまとめました。
道具のところをクリックすると、説明箇所に飛びます。

フェルトパンチャー

左から5本用、3本用、1本用のクロバーのパンチャーです。自分好みの色に着色しています。ニードルはそれぞれパンチャーに装着して使用しています。1本用の物は動画内ではクロバーを使用していますが、こちらのハマナカも気に入っています。

クロバーの1本用は飛び出している針の部分が短めで、安心感があります。ハマナカは長く針が飛び出しているので、最初折れそうで使いにくく感じていましたが、慣れれば入り組んだ箇所にも刺せるので、これもよく使います。直にニードルを持っても良いですが、パンチャーに装着する方が握りやすく疲れにくいです。

ニードル(レギュラー、スパイラル38、スパイラル40、リバース)

左から、スパイラル紫、スパイラル水色、クロバーのレギュラーニードルです。
スパイラル紫→スパイラル水色→レギュラーの順で使用しています。
スパイラルは先端がらせん状にねじれたニードルです。植毛する際に毛をねじ込みながら入っていく感じが気に入っています。

クロバーのレギュラーは顔などの細かい箇所に使用。

オレンジ色の印がついたこちらはリバースニードルという物です。

リバースニードルは通常のニードルと違って、先端についている溝(バーブ)が逆方向になっているため、差し固めた羊毛を引き抜くことができ、植毛していないのに毛が生えているような表情を表現することができます。
植毛をすると太くなったり厚くなりやすいので、足先や口周り、また小さな作品の細かい毛が生えている雰囲気を出すときに使用しています。
私は2~3本テープでまとめて使っています。
リバース前に作品をしっかり固めないと、ベースの羊毛がベロっと剥がれますので、太めの針でしっかり固めてください。
先端5mmくらい浅く刺して引き抜きます。

細かい箇所はリバースニードル、広い箇所は毛立てブラシで引っ掻いて引き抜きます。

目打ちでかき分けると、目打ちで指している箇所はまだ引き抜き足りていない状態です。
引き抜いた毛をかき分け、引き抜き足りていないか確認し、たっぷり引く抜くのが綺麗に仕上げるコツです!

しっかりたっぷり引き抜いたら、コームや歯ブラシでといて、ハサミやバリカンでカットします。

もちろん、カットせずに長池の状態を生かしても、反対にもっと短くカットしてふんわりとした質感を与ても良いですし、いろんな使い方ができます。


自然に消えるチャコペン

どんな作品を作るにも、絶対登場するチャコペン。自然に消えて、且つしっかり色が乗るもので、私はクロバーの水性チャコペンやチャコパーを使用しています。

毛立てブラシ(指抜毛立器)

植毛した毛をといて絡まりをほどいたり、羊毛をパツッと切ってしまった切り口の毛先をばらつかせたり、またリバースニードルと同じく、刺し固めた羊毛の毛を引き抜いたりと、制作中に大活躍の優れもの。ペット用のスリッカーでも代用可能ですが、この小さめサイズが小回りが効いて使いやすいのです。

Yahoo!ショッピングで指抜毛立器を探す

コーム

左は100円均一、右はトリミング用のコームです。
毛立てブラシはざっくりと毛を溶かすには良いのですが、羊毛が抜けてしまいますので、毛立てブラシ後はあまり毛が抜けないようにコームでとかします。

歯ブラシ

コームで整え、毛をカットし、最後に歯ブラシで余分な毛を取り除きます。

カーブ目打ち

先が真っ直ぐなタイプの目打ちも持っていますが、カーブ目打ちがあると毛を細かくといたり、瞼などの修正時に便利です。

ハサミ

左はクロバーのパッチワークはさみボルドー130、右はツヴィリングの刺繍ハサミ。
こちらの2つのハサミもお気に入りです。クロバーはとにかく力が入りやすく、修正の時に活躍します。バチバチ切れます。ツヴィリングはそれはもう、過保護に扱い、植毛後の毛しか切りません。切れ味がよく、軽くて使いやすい。ハサミは仕上がりを左右しますのでめちゃくちゃ大事でだなと思います。

トリミング用のハサミも4種類使っています。
体など大きな面積をカットするには、上記のツヴィリングでは小さいので、トリミング用の大きなハサミを、トリマー気分で使用しています。

左から、ストレートシザー、セニングシザー、カーブシザー、ブレンディングシザー。

バリカン

ざざっと揃える時にとても便利です。いくつか購入し使用した中で、止まってしまったりしにくく、お値段的にもとりあえず揃えるのに良いかと思います。

ノギス

左右対称かどうかの確認に使用します。羊毛は素材の性質上カチッと形が出せませんし、そこまで神経質に計りませんが、大きな狂いを発見するのに測っています。

パステル用の網

パステルをこの網で擦って粉状にしてから、筆で取って作品に陰影をつけています。

接着剤

目玉のシートをカボションに接着する時、またパーツの接続時など、しっかり目に接着するときに使用しているのはこちらのウルトラ多用途。細かく切った羊毛を粘土やワックスのパーツに貼り付ける時には木工用ボンドを使用して、水で粘度の調整をしています。

コーヒーウォーマー

こちらはフェルターズワックスを溶かすときに使用しています。
フェルターズワックスは湯煎でも解かせますが、お湯の侵入を防ぎたいのと手軽さ、またホットプレートのような高温にもならないので、こちらを使用しています。

よく参考にする本をご紹介します。

↑この本は教室を始めた当初から、自分のため、生徒様のためにもたくさん使い込んで、2冊目ですがもうボロボロになっています。
骨格のイラストが大きく、見やすい。馬、ライオン、犬の情報が豊富です。

↑シートン動物解剖図、こちらの本は比率、毛流れなどを参考に見ています。

↑こちらの本は、うさぎ、熊など幅広くいろんな種類の動物について掲載されています。

今後もおすすめの道具が見つかれば、こちらに追加していきます。

CLASS101でオンラインクラスの発売開始されました

CLASS101 でオンライン講座の販売が開始されました!(※動画の公開は来年3月予定です)

「基礎」と「発展」の2クラス予定しており、今回は「基礎」の内容になります。

基礎クラスでは道具や材料の基礎知識、植毛の練習、猫の頭部制作を行います。動画内では色鉛筆を使用した目玉、洗濯のりを使用した薄い耳の制作、植毛は短い毛の表現や縞模様など、見本とは違う猫の種類も応用して作れるように内容を考えました。(動画公開3/1予定)

発展クラスでは三毛猫の立ち姿を一体制作します。骨格図を参考に肉付けし、芯作りに重点を置いてリアルな作品を目指します。蜜蝋を使用した耳や鼻の制作も行い、頭部の造形は、基礎よりさらに細かく制作します。(動画公開4/14予定)

羊毛フェルトが初めての方、また基礎から改めて学びたい方、ご興味ございましたらトップリンクのCLASS101からページに飛べますので是非ご覧下さい。

CLASS101↓こちらからご覧ください。

オンライン講座の準備中

ただ今、class101でのオンライン講座のクラスopenに向けて、準備しております。

限られた時間の中で、しっかり講習する為に、今回は「猫」に集中しようと思います。
植毛の方法の他、骨格図を参考にして、ワイヤーから制作する方法など、他の動物を作る時にも活かせるスキルを盛り込む予定です。

10月中旬 先行予約受付開始予定
※これから撮影に取り掛かりますので、実際の開講はもう少しお待ち頂く事になります。ごめんなさい。。

染TAKEウールフェスティバル

こんにちは。

かなりご無沙汰しております。

今週末18.19日に、日頃お世話になっています染TAKEさんにてウールフェスティバルが開催されます。

羊毛フェルト作家さんの作品展示、販売、また染TAKEさんの新色羊毛も販売されるそうです。

私はyamanono羊毛フェルト教室として参加させていただき、生徒さまの作品展示と販売、私は猫の作品2点の展示をさせていただきます。

私は在廊できないのですが、お近くへお越しの方はぜひ、ご高覧いただけたら幸いです。

【染TAKEウールフェスティバル】

9/18〜19

10〜16時

大阪教室の場所が変わります

現在、大阪教室は阿倍野区民センターで行っていますが、8月からは天王寺区民センターへ場所が変わります。※8月22日のみ阿倍野区民センターです。

コロナが落ち着いたら阿倍野に戻るのか、天王寺のままか、まだ未定です。

教室の日程を追加しました。
8月16日、8月31日 どちらも天王寺区民センターです。

ご予約はこちらからお願いいたします。

羊毛フェルトで作る猫(茶トラ/白)で使用した道具

  • 自然に消えるチャコペン
  • フェルトパンチャー(5本、3本、1本)
  • ニードル(レギュラー、スパイラル38、スパイラル40、リバース)
  • 毛立てブラシ
  • コーム
  • 歯ブラシ
  • カーブ目打ち
  • ハサミ(クロバーパッチワークボルドー、ツヴィリング)
  • バリカン
  • ノギス

自然に消えるチャコペン

どんな作品を作るにも、絶対登場するチャコペン。自然に消えて、且つしっかり色が乗るもので、私はクロバーのものを使用しています。

フェルトパンチャー

5本、3本、1本、それぞれパンチャーに装着して使用しています。1本のは動画内ではクロバーを使用していますが、こちらのハマナカも気に入っています。
クロバーの1本用は飛び出している針の部分が短めで、安心感があります。ハマナカは長く針が飛び出しているので、最初折れそうで使いにくく感じていましたが、慣れれば入り組んだ箇所にも刺せるので、これもよく使います。

ニードル(レギュラー、スパイラル38、スパイラル40、リバース)

ニードルはスパイラル紫→スパイラル水色→リバースの順で使用します。
レギュラーは顔などの細かい箇所に使用。
リバース前に作品をしっかり固めないと、ベースの羊毛がベロっと剥がれますので、太めの針でしっかり固めてください。
引き抜くのは下記の毛立てブラシでは引き抜けない、細かい箇所などに使用します。

毛立てブラシ

毛を引き抜く以外にも、植毛後の毛の絡まりも取れます。優れもの。

コーム

毛立てブラシ後はあまり毛が抜けないように、毛をとかすために使用します。

歯ブラシ

コームで整え、毛をカットし、最後に歯ブラシで余分な毛を取り除きます。

カーブ目打ち

こちらのいろんなところで使用します。毛を細かく解いたり、瞼などの修正時にも使用。

ハサミ(クロバーパッチワークボルドー、ツヴィリング)

こちらの2つのハサミもお気に入りです。クロバーはとにかく力が入りやすく、修正の時に活躍します。バチバチ切れます。ツヴィリングはそれはもう、過保護に扱い、植毛後の毛しか切りません。切れ味がよく、軽くて使いやすい。ハサミは仕上がりを左右しますのでめちゃくちゃ大事でだなともう今日この頃。

バリカン

トリマーさんのような腕はありませんので、ざざっと揃える時にとても便利です。

ノギス

左右対称かどうかの確認に使用します。羊毛は素材の性質上カチッと形が出せませんし、そこまで神経質に計りませんが、大きな狂いをはっけうするにははかるのは全然いいことだと思います。

制作動画を制作の参考にしていただけますとうれしいです。